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contes de "moi" - 3

両手いっぱいに色んなことを抱えて、
体いっぱいに色んなことを覚えて、
頭いっぱいに色んなことを考えてきたはずなのに、

なんにもない。

でも。

シャボン玉のようにある日突然消えたわけじゃない。

そっか。
最初から何も抱えてなくて、
最初から何も覚えてなくて、
最初から何も考えてなかったんだ。

そう・・・思いたかった。

でも、あの日、私は確かに思ってた。
あの人のそばにいれるなら、他のものすべてなくしてもいいって。

だからなくなったのかもしれない。
あの人のそばにもいられなかったけど。

ようやく少し涼しさを感じられるこの季節になると、
いつも少し身構える。

あの日のことを思い出す自分に。

もうすぐ、あの日と同じ季節がやってくることに。

ああ。
なんにもないなんて、嘘だ。

色んな記憶がいっぱい。
足枷のように。
手錠のように。

早く鍵を見つけないと。
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